消化器グループ

消化器疾患の診療範囲

一般的な消化器疾患というと、胃がんや大腸がんなど、成人の疾患のイメージが強いのではないでしょうか。もしくは、胆道閉鎖症、消化管閉鎖など、小児外科的疾患が思い浮かぶかもしれません。私達が専門とする消化器領域の疾患は、これらとは少し異なります。小児消化器疾患は大きく分けると、消化管領域、肝臓領域に分けられます。消化管領域では、炎症性疾患、もしくは機能性疾患に大別されますが、多くの疾患で腹痛・嘔気・下痢などを伴い、QOLへの影響は小さくありません。具体的には、最近増加傾向を見せている炎症性腸疾患や消化管アレルギー・過敏性腸症候群・慢性機能性便秘などが挙げられます。肝疾患としてはウイルス性肝炎やシトリン欠損症・ウイルソン病など代謝性肝疾患などの診療を行っています
疾患の診断や治療判定のために多くの特殊な検査があることが、消化器疾患診療の一つの特徴です。内視鏡検査や消化管造影・pHモニタリング・超音波検査・肝生検などの手技を駆使しながら診療に従事しています。一つ一つの疾患の患者数は多くないものの、他のグループや、他施設とも連携を取りながら、より良い医療の提供に努めています。

研修面では、各種手技の技能を磨き、小児栄養消化器肝臓学会認定医のみならず、消化器専門医・消化器内視鏡専門医などの取得も目指すことができます。症例集積や臨床研究・他施設共同研究への参画も積極的に行い、各種疾患診療の進歩に向けた研鑽を積むことが可能です。

診療内容

1. 体重増加不良、肥満
2. 消化器疾患:胃食道逆流症、肥厚性幽門狭窄症、胃十二指腸潰瘍(ヘリコバクター・ピロリ感染など)、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、ベーチェット病、便秘、過敏性腸症候群、難治性下痢症
3. 肝・胆・膵疾患:A, B, C型肝炎(B型肝炎の母児感染予防を含む)、自己免疫性肝炎、脂肪肝、その他各種肝炎、胆汁うっ滞症、劇症肝炎を含む肝不全、肝移植後管理、胆石症、急性・慢性膵炎など
4. 代謝疾患(肝障害がある疾患):ウイルソン病、シトリン欠損症など
5. 在宅栄養管理(在宅経腸栄養療法)

検査実績

24時間食道pHモニタリング検査:年間10 例前後。
消化器内視鏡検査:年間約130例。
上・下部消化管造影:年間30〜50例。
経皮的針肝生検:年間2〜5例。

メンバー構成

石毛  崇:平成13年卒、助教、日本小児科学会専門医・消化器専門医・消化器内視鏡専門医・日本小児栄養消化器肝臓学会認定医
羽鳥 麗子:平成9年卒、助教(医療人能力開発センター)、医学博士、日本小児科学会専門医・日本小児栄養消化器肝臓学会認定医
友政  剛:昭和54年卒、パルこどもクリニック院長(伊勢崎市)、医学博士、日本小児科学会専門医、・日本小児栄養消化器肝臓学会認定医・日本小児栄養消化器病学会評議委員・学術委員など
龍城真衣子:平成17年卒、日本小児科学会専門医・日本小児栄養消化器肝臓学会認定医
関根 和彦:平成18年卒
五十嵐淑子:平成18年卒、日本小児科学会専門医・日本小児栄養消化器肝臓学会認定医
櫻井 伸晴:平成20年卒、日本小児科学会専門医
西澤 拓哉:平成24年卒

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