ティーンズテラス

こども基本法の制定により、日本でも子どもの権利が法制化されました。これを受けて、当院では「群馬大学医学部附属病院における子ども憲章」を作成し、その中で「子どもには、教育や遊び、文化的生活に参加する権利がある」と明記しています。
これまで当院のプレイルームは小さなお子さん向けでしたが、大学病院にはがんや慢性疾患で長期入院する思春期のお子さんも多く、年間の入院患者の約半数が12歳以上です。そんな子どもたちが安心して過ごせる居場所として、このたび『Teens Terrace(ティーンズテラス)』をつくりました。
クラウドファンディングを通じて、多くの方々に小児医療の現状を知っていただき、ご支援をいただいたおかげで実現しました。心より感謝申し上げます。

『Teens Terrace』には、上毛三山をイメージした階段状のリラックススペース1)、本やゲームが楽しめるソファコーナー2)、学習用の個人ブース3) などを設けました。壁や天井には防音を施し、楽器やカラオケ、映像鑑賞なども楽しめるようになっています。
このお部屋は、小児病棟に入院する12歳以上のお子さんを中心に利用できます。また、時間を区切って保護者の方にも使っていただけます。状況に応じて、受験生などは消灯時間以降の利用も可能です。
子どもたちが病気と向き合いながらも、自分らしく安心して過ごせる空間となることを願っています。

produced by Interior Design Place BEAM and SORA Design Office

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