滝沢教授就任祝賀会からスタートした令和6年は、10名の新入会を迎えることができました。それぞれの先生がすでに活躍中です。
・青山百華先生
・小川百花先生
・加藤裕之先生
・狩野玲泉先生
・佐々木祐人先生
・田中利奈先生
・中澤優之介先生
・中島悠吾先生
・野中滉久先生
・松井息吹先生
入会者が増えることは本当に嬉しいことです。1人でも多くの仲間が増えるよう、一丸となって取り組んでいきたいと思います。一方、私どもは老害にならずに、若手の研修に適切な環境を整えていかなければならないと感じます。
県立小児医療センターが大学近くに移転することが決定しましたが、それに伴い県内小児医療体制に大きな変革を求められる可能性があります。医会としては、滝沢教授の指導のもと、様々な可能性に対応できる中長期的な戦略を検討しています。また、大学病院では思春期ルームプロジェクト「Teens Terrace」が令和7年春に竣工します。
研究においては、八木先生が中心となり、より多くの先生が研究したくなるような環境作りが進んでいます。昨年度は西田先生が学位を取得し、今年度は新たに大谷先生が大学院に進学されました。病理学教室や生調研、東北大学で研究する院生もおります。日常臨床の疑問を研究によって解決していくことができるのも大学医会の強みであり、教室成長の原動力です。学外留学や大学院進学を希望する若手が増えていることは、当会の明るい将来に繋がると思います。また、令和6年4月には小林靖子先生が医学系研究科准教授に就任しました。腎臓グループから多数の発信を手掛けてきた小林先生ですので、後輩へのご指導に磨きがかかると確信します。
今年度はコロナ禍で途絶えていた対面活動が次々と復活してきました。大学病院ではコロナ前と変わらない日常診療ができるようになりました。一方で、群馬県では新生児医療と3次医療に関わる医師が不足しており、多くの病院で今年度から始まった働き方改革の確実な実行には程遠い現状です。滝沢教授のもと医会員の先生方がやりがいをもって働ける体制を構築し維持していく所存であります。
群馬大学の医学部生対象アンケートでは、小児科は人気の進路(内科に次いで第2位)です。引き続き、その魅力を周囲に伝え続けることが、群馬県の小児医療の充実に特に重要と考え、医会業務の一大柱としています。小児科臨床、研究、教育、社会貢献の充実にむけて邁進することや、疾病を抱える子どもとそのご家族と喜怒哀楽を共にすることを厭わない若手医師の参画を群馬大学小児科はいつでも待っています。ご興味ある先生は是非ともご連絡ください。
末筆ではございますが、当会の充実のために、医師会や同窓の先生方、地域の方々から多大なご協力を賜っております。感謝申し上げますとともに今後ともご支援いただければ幸いです。
主な出来事
令和5年度
・9月9日 群馬大学小児科同窓会(前橋商工会議所会館)
・10月30日 第3回群馬大学小児科医師の会(ハイブリッド開催)
・12月10日 第223回日本小児科学会群馬地方会講話会(前橋市)
・12月22日 群馬大学小児科忘年会(Lom、前橋市)
・1月28日 滝沢琢己先生教授就任記念祝賀会(高崎メトロポリタンホテル)
・1月29日 第4回群馬大学小児科医師の会(ハイブリッド開催)
・3月10日 第224回日本小児科学会群馬地方会講話会(桐生市))
・3月18日 臨時医師の会(ハイブリッド開催)
・3月22日 群馬大学小児科病棟送別会(桃乃木、前橋市)
令和6年度
・4月1日 小林靖子先生准教授就任
・4月8日 臨時医師の会(ハイブリッド開催)
・5月7日 群馬大学病院思春期ルーム「Teens Terrace」着工
・5月18日 第13回東日本小児リウマチ研究会(当番世話人:滝沢教授、Web開催)
・5月24日 群馬大学小児科新人歓迎会(アルバート邸、前橋市)
・5月31日、6月14日 医学生と初期研修医対象群馬大学小児科説明会
・6月8日・9日 第35回日本小児科医会総会フォーラム in 埼玉(会頭:小林敏宏先生、さいたま市、ハイブリッド開催)
・7月1日 群馬大学小児科関連部長会議
・7月8日 第1回群馬大学小児科医師の会(ハイブリッド開催)
・7月20日 第225回日本小児科学会群馬地方会講話会(高崎市)
・7月26日 小児科暑気払いビアパーティ
・8月31日・9月1日 第15回日本子ども虐待医学会学術集会(大会長:溝口史剛先生、前橋市)
・9月6日 初期研修医2年目対象群馬大学小児科説明会
・9月14日 群馬大学小児科同窓会(前橋商工会議所会館)
写真:群馬大学小児科新人歓迎会(5月24日)
令和6年度医会長 大津義晃(平成16年卒、平成18年入会)